アルパインスタイルシステム開発

ヒマラヤの8000m峰を登る手段は、大きく「極地法」と「アルパインスタイル」の二種類があります。

「極地法」というのは、ベースキャンプから、食料や酸素ボンベといった資材を次のキャンプへ運び上げていき、そのキャンプを頂上に向けて少しづつ設営していくことで登頂を目指す方法です。

資材を大量に持っているので、登頂までのスケジュールに余裕が持たせやすいです。したがって、悪天候時は停滞するという選択肢がとりやすいので、結果として成功率が高いというメリットがあります。

 資材の量と、それを運び上げる人員が多く必要になるため、期間とコストがかかってしまうことがデメリットになります。

 「アルパインスタイル」というのは、ベースキャンプから最小限の前進キャンプのみを設営して、少ない人数、短い期間で一気に登頂を目指す方法になります。

極地法に比べると、必要な資材や人員が少なくて済むため、期間とコストを削減することができますが、悪天候時に取りうる手段が少ないことと、問題の解決をサポートメンバーに頼ることができないので、登山家自身に高いスキルが求められます。

 

IT システム開発の見積もりの単位として「人月」というものがあります。文字通り、人数と期間(月)の積の値で、10人で12ヶ月、という場合は、120人月ということになります。1人月100万円なら、1億2千万円ですね。

ITシステム開発の見積もりを取った時、出てきた見積額にびっくりするかもしれませんが、上記のような見積もり方法なので、別にぼったくってるわけじゃないんですね。

ただ、発注側の立場になってみると、例えば1億2千万円かけたものを、5年で回収しようと思ったら、年間2〜3千万円の効果がなきゃいけないわけで、そうなると、そんなの無理、となってしまいます(業種にもよるでしょうが)。

ITシステム開発には金がかかる、でもそんな金はかけられない、というギャップを埋めるためには、内製化するしかないと思っています。また、内製化するにあたり、10人で12ヶ月、なんていう見積もりをしても何もメリットがないので、2人で6ヶ月、という見積もりで実現する必要があります。

10人で12ヶ月かかるものを、2人で6ヶ月でできるのは理屈に合わない、と思うかもしれませんが、人を減らすことによって、コミニュケーションコストを減らすことができます。

ITシステム開発では、各メンバーが同じ目的を共有することが大事ですので、そのためのコミュニケーションを疎かにすることはできません。で、10人メンバーがいるのと、2人しかメンバーがいないのでは、後者の方がコミニュケーションにかかるコストが少ないことは理解できるかと思います。というか「コミュニケーション大切!」と言う割に、そこにかかるコストをわかっていない人マジ多すぎだと思います。

また、内製化のメリットとして、要件定義、基本設計の工程をある程度簡略化できるメリとがあります。請負で開発を行う場合、これらの工程が適当だと、後々揉めることになるので、きっちり時間をかけて行う必要がありますが、内製だと、途中で要件が変わった場合でも、リリース時期の調整も行いやすいので、これらの工程が適当でも帳尻が合わせやすくなります。

 

すっごいとりとめなくなってしまいましたが、以上は、Sier開発者から、ユーザー企業内製開発者の両方を経験してみて思ったことです。

 

 

 

 

 

「同一労働同一賃金」についてよくわからないこと

mainichi.jp

これ、どうやって実現するんだ?派遣元と派遣先は別法人なんだから、派遣先が派遣元の賃金をコントールなんてできないでしょ。あと、同一労働であっても、会社ごとに賃金は違うんだから、どこに派遣されるかで同じ労働であっても賃金が変わるよね。それって派遣労働者側には納得できるのかな?

 

俺の考える労働環境の改革案は

  • 正社員の解雇をやりやすいようにする
  • 失業保険の拡充(金額と期間)
  • 転職回数が多いことがマイナスにならないようにすること(履歴書にこれまでの会社名を記入することを禁止してもいいかも)

かな。要するに、雇用の流動化を一層すすめるような方向がいいんじゃないかと思います。愛社精神とかなくなっていく方向になって、これまで日本企業が持っていた良さみたいのは消えていくだろうけど、それがトータルで考えた時にいいのか悪いのかはよくわからないです。